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「手長箸」の開発物語⑤

手長箸のお陰で脚立を使わず長靴が取れた!

開発には技術開発と用途開発があるが、手長箸で大変だったのは用途開発のほうだ。


「車いすの人に使ってもらえないか?」「病院で役立たないか?」「家で高いところのものを取るのに使っては?」などいろいろ考えたが、どれも必需品とはならなかった。


ところで、私は毎朝4時に起きて散歩する習慣がある。

ある日、起きてみたら雪が積もっていた。長靴が必要だ。長靴は、普段は使わないので玄関の高いところにある。脚立を使わなくては届かない。ところが脚立がない。かみさんを起こそうと思った。しかし待てよ、とひらめいた。手長箸でとれるかもしれぬ。手長箸を2階にとりに行った。手長箸を使ったら長靴が簡単にとれ、無事、長靴を履いて散歩することができた。

そしてひらめいた。手長箸は玄関に靴ベラと一緒にぶら下げればいいのだ。玄関は家と外とをつなぐ位置にある。手長箸は家で使うかもしれないし、外で使ってもよい。(⑥に続く)#箸雑記


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