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ブリッジライフ大森西さん訪問記

更新日:2023年6月14日

記:箸タイマー ぺけぺけ(徳永)


私たち箸タイマー1号・2号は、先日ビックサイトで行われた展示会CareTEX東京で「箸タイム」を購入された方をお訪ねする活動をはじめています。


現場で役立っているか。不便に感じていることはないか。なにかお手伝いできることはないか。

そんなことを聞きに行くことを、最も重要な活動と位置づけています。なぜなら「新しい箸技」や商品開発のヒントがある現場は宝箱だからなんだよネ~♬


その第一号が本日(5/11)お訪ねする「ブリッジライフ大森西」さん。


あやとりの橋がロゴになっています、素敵!

介護業界の新業態「IADL訓練型デイサービス」ってなんだろう?

ブリッジライフさんのホームページにはこうありました。

「ブリッジライフは日常生活の“これがしたい”を実現する、新しいカタチのIADL『手段的日常生活動作訓練型』デイサービスです。
普通の「お預かり型・機能訓練型・1日型入浴デイサービス」ではありません。 入浴やトイレの訓練のほか、料理や買い物・お手伝い・声掛けなどのトレーニングを通じて、役割を持って社会参加をする「生活する力」を引き出す支援を行っております。

なるほど~。

ただ体の機能維持や回復ではなく、生活に密着したことをやるんやねと、なんとなく理解。


登丸マネージャーの訪問指定時間は13:30。

今日のスケジュール表を見て納得。マシントレーニングの欄に手書きで「机上訓練」と

ありました。「箸タイム」は机上訓練にカテゴライズされているのが分かります。

本日のタイムテーブル

20名ほどの方が一列の長い机に向かい合って座っています。


周囲にはズラっとならんだマシンや歩行訓練用の平行棒などがあり、♪イッチニ、サンシ、ニーニ、サンシ♪と音声が部屋中に流れています。


登丸さんが、数独・間違い探し・文字書きなどの用紙を一人一人に渡して回る。

最後の方で「箸タイム」を一人のご婦人Aさんに渡すと、Aさんさっそく箸を使ってピーナッツ移動を始めました。黒い箱にピーナッツをきれいに並べて移動しています。


始めに「箸タイム」を手渡されたAさんと遊ぶ

平行棒を利用して屈伸体操が始まる

その後、お風呂待ちの人がやって来て隣に座るので、複数の方がいても遊べる積みリンや積みピーが始まりました。


登丸さんにも一緒に遊び方などを見てもらいたかったけど、マシントレーニング・机上訓練・体力測定・入浴の誘導や歩行者への付き添いなどで大忙し!


箸タイマーはマシンや入浴の順番待ち、終わって帰った来た人達がやって来るので、そのお相手に努めました。


詰めホーダイから積みピーへ

お風呂待ちの積みピー

お風呂上がりの積みピー(右端の人)


最初から最後まで付き合ってくれたご婦人Aさんが、ひとりの白髪の女性を指さして「あの人は元学校の先生だった。103歳。みんなの憧れなの」と教えてくれました。


さらに私がリン回しを始めていたところ「ピーナッツも回してみたら?」と進言。

まわりからは「そんなことできないわよ」の声。半信半疑ながらやってみると、なんと箸ではさすがに無理だったけれど手だと回せることを発見しましたネ~♪ これはまた新しい技に発展するかもしれませんゾ!




訪問前は、正直たったひとつの「箸タイム」ではたして遊べるのだろうか?と不安いっぱいでした。


今後対戦までやるようになると分かりませんが、利用者さんのスケジュールはみっちり組まれているようで、トレーニングの待ち時間や空き時間はふんだんにあるわけではなく、ひと箱を有効に使っている様子が見てとれました。


登丸さんに別れ際に感想を求めると「みなさんひとりひとり個性があり、自分で遊び方も工夫しています。ピーナッツをきれいに並べるとかね」

あッ、きっとAさんの事だ。


箸を使ってピーナッツを抑えピラミッドを積み上げるTさんという達人もいるとか。箸リンの動かし方を教わったとうれしそうに話してくれた人もいました。

こちらが本当にオモシロイと思ったことは案外伝わるもんだなァ。

Aさん、また会いに来ますからネ。


 

徳永武史(ぺけぺけ)

<この記事の執筆者>

2022年10月より、コミー(株)から国際箸学会に出向しています。コミーでは営業を担当していました。「箸タイム」購入者に向けて講習を行ったり箸技を広げる「箸タイマー」としてお手伝いをしています。

「ぺけぺけ」は、あだ名で呼び合う「笑いヨガ教室」に参加したときに自分で付けたあだ名です。同じく出向社員の横瀬さんが「もけもけ」に決めたので、私は反射的に「ぺけぺけ」にしました。

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